【9月30日 AFP】フランス・ブルターニュ(Brittany)地方の邸宅の改修中に見つかった希少な金貨数百枚が29日、競売にかけられ100万ユーロ(約1億3000万円)以上で落札された。

 仏競売業者によると、2019年にブルターニュ地方西部カンペール(Quimper)近郊にある邸宅の改装を始めた石工が壁から、フランス革命(French Revolution)以前に鋳造された金貨239枚を発見した。

 邸宅を所有する一家は記念に4枚を残し、他の金貨を仏西部アンジェ(Angers)で競売にかけた。

 金貨の発見当時は報告がなく、一家が競売を依頼した最近になって明らかになった。売り上げは所有者一家と金貨を発見した石工3人の間で分配されることになっている。

 競売の担当者は金貨について、金属製の箱に隠されていたことから、おそらく裕福な貿易商か地主の貯蓄だろうとAFPに語った。(c)AFP