【9月29日 CGTN Japanese】中国南西部の四川省(Sichuan)攀枝花市(Panzhihua)米易県(Miyi)新山傈僳(リス)族郷坪山村で、湖南ハイブリッド米研究センターが開発した3代目ハイブリッド米「三優2号」の収穫量が10アール当たり1628.985キロ(中国の計算方法は、1ムー当たりの収穫量が1085.99キロ、1ヘクタール=15ムー)に達したことが報告されました。これは3代目ハイブリッド米の収穫量としてはこれまでの最高記録となります。28日、中国科学院や四川農業大学、四川省農業科学院などの専門家からなる生産量予測チームが試験田から3枚の水田を抽出して収穫し、最終的に測定したデータです。  

「三優2号」は広東(Guangdong)や広西(Guangxi)、湖南(Hunan)、雲南(Yunnan)など多くのところに試験田があり、坪山村はその中で最も優れた一つであるということです。 湖南ハイブリッド米研究センターの担当者によりますと、この品種は通常の水田で栽培できるだけでなく、海水稲(耐塩性水稲)として塩分を多く含むアルカリ性土壌の土地でも栽培できるとのことです。「三優2号」を海水稲として栽培した場合、収穫量はそれほど多くなく、10アール当たりの収穫量は450キロほどですが、その耐塩性は1%を超えているということです。現状では、一般的な海水稲の耐塩性は0.3%~0.6%となります。(c)CGTN Japanese/AFPBB News