【9月29日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2021-22)は28日、グループA第2節が各地で行われ、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)はリオネル・メッシ(Lionel Messi)の移籍後初ゴールなどで、ジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督が率いるマンチェスター・シティ(Manchester City)を2-0で下した。

 右サイドから中央に切り込んだメッシは、キリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)とワンツーをしてペナルティーエリアの端でボールを受け取ると、アイメリク・ラポルテ(Aymeric Laporte)を抑え込みながらゴール上部にシュートを突き刺した。

 8月に加入したメッシの移籍後初ゴールを目の当たりにしたファンは歓喜し、PSGの本拠地パルク・デ・プランス(Parc des Princes Stadium)は大騒ぎとなった。

 華麗かつおなじみの形で初ゴールを挙げたメッシは、仏テレビ局カナル・プリュス(Canal Plus)に「優勝候補の一つである偉大なチームに勝利したのが最も重要なこと」とコメントすると、「初ゴールを決めるのに必死になっていたのは事実。最近はあまりプレーできておらず、ホームではまだ1試合しかこなせていなかったが、少しずつチームに慣れてきた」と続けた。

 今季のPSGでおそらく最も印象的なプレーを見せているイドリッサ・ゲイェ(Idrissa Gueye)が序盤に先制点を奪ったことで、シティは追いかける展開となった。

 昨シーズンの大会決勝でチェルシー(Chelsea)に敗れる前、準決勝でPSGに勝利していたシティは、1点を追う中でほとんどの時間で試合を優位に進めていたが、決定力の低さに悩まされた。

 ラヒーム・スターリング(Raheem Sterling)とベルナルド・シウバ(Bernardo Silva)のシュートがクロスバーに嫌われた前半の場面を特に悔しがることになるであろうシティだが、ベスト16進出についてはいまだに確信しているはずだ。

 シティのグアルディオラ監督は英BTスポーツ(BT Sport)に「われわれは彼らを制御したが、残念ながら得点を挙げられなかった。それがサッカー。チームに最大限の称賛を送るという以外に言うことはない」と語った。

 また、かつて指導したメッシについては「レオ(メッシの愛称)を抑え込むのは無理だと分かっている。彼はあまりボールを見ていなかったが止められない」と付け加えた。

 同組の他の試合では、クラブ・ブルージュ(Club Brugge)がRBライプツィヒ(RB Leipzig)に2-1で勝利。これによってPSGとブルージュが4ポイントで首位に並び、シティが3ポイントで追う展開となった。(c)AFP/Andy SCOTT