【9月28日 CNS】北京市開発改革委員会によると、2022年末までに北京市内の25か所に新たに公園が誕生する。市中心部の周辺に位置する公園数は102か所となる。地図で見るとこれらの公園はドーナツ状に点在し、「100か所の公園の緑で都市を囲う」という目標が達成される。

 北京市は2018年以降、73か所の公園および緑地プロジェクトを承認。総面積は約4200ヘクタールに上り、2008年北京五輪の会場となった施設がある五輪森林公園(Olympic forest park)の6個分に相当する。これまでに市西部の石景山区(Shijingshan)の新安公園や北部の懐柔区(Huairou)の城南森林公園など48か所が開園した。9月には東部の東城区(Dongcheng)の龍潭中湖公園が一般公開されるほか、石景山区の衙門口都市森林公園、東部の朝陽区(Chaoyang)の王四営官庄公園、南部の大興区(Daxing)の五福堂公園が年内に開園する。漢朝時代などの遺跡が見つかった東部の路県(Lu)故城遺跡公園は来年初めに第一段階が完了する。

 北京市内で半径500メートル以内に公園緑地がある割合は2017年の77%から2020年は86.8%に増加。第13次5か年計画(2016~2020年)の目標の85%を上回った。多くの北京市民に「窓を開けると緑が見える」「外に出るとすぐ公園が見える」という環境を提供している。

 北京市開発改革委員会は今後、市北西部の海淀区(Haidian)三山五園や朝陽区十八里店、南部の豊台区(Fengtai)南苑などで緑地整備を進める。各地の公園と緑地をつなぎ、公園が点在する「緑の島」を「緑のチェーン」に昇華させていく。(c)CNS /JCM/AFPBB News