【9月28日 AFP】米フェイスブック(Facebook)は27日、同社傘下の写真共有アプリ「インスタグラム(Instagram)」について、批判が集まっていた13歳未満の子ども向けバージョンの開発を中断すると発表した。

 米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)はこれに先立ち、フェイスブックが実施した独自調査によりインスタグラムが少女の心の健康に悪影響を及ぼす恐れが判明していたと報道。同社に対する大きな批判を生んでいた。

 インスタグラム責任者のアダム・モッセリ(Adam Mosseri)氏は、プロジェクトの意図は大きく誤解されていると言明。現在のインスタグラムは13歳以上を対象としているものの、実際には13歳未満の子どもたちが年齢を偽ってダウンロードしていることから、この問題を解決するべく子ども向けバージョンの開発が始まったと説明した。

 同氏は、アプリの年齢確認に頼るよりも、子どもの利用状況を管理できる専用アプリを用意する方が保護者にとって有益だと主張。「こうした体験をつくる必要性があるという立場を当社は維持しているが、このプロジェクトを中断することにした」とした。(c)AFP