【9月28日 CGTN Japanese】中国東南部の浙江省(Zhejiang)烏鎮で26日から28日にかけて2021年世界インターネット大会が開かれています。同時に「インターネットの光」と名付けられた博覧会も行われており、先端技術の成果が展示されています。

「インターネットの光」博覧会は、人工知能(AI)やクラウドコンピューティング、ビッグデータ、ブロックチェーン、集積回路、ネットワークセキュリティー、インダストリアルインターネット、デジタル社会を含む新技術、新製品にスポットを当て、アリババ、ファーウェイ、テンセント、バイドゥ、チャイナモバイルなどの国内企業のほか、海外の企業も含む300社余りが出展しています。

 バイドゥの展示エリアで展示されているApolo自動車ロボットは、自主インタラクティブ機能を備えており、車内にいる人の疲れを検知した場合、休憩が必要かどうかを確認した後、ガラスを霧ガラス状態に切り替えます。

 アントグループの展示エリアでは、プライバシーコンピューターが多くの来場者から注目されています。同グループのベテラン技術専門家である殷山(Yin Shan)氏は、プライバシーコンピューターについて「データ流通の安全性を開く鍵だ」とし、「これには200件以上の特許が生かされているが、弊社が自主開発した多角セキュリティーコンピューティング計算法の加速カードが埋まっている。また国家暗号管理局が認証した自主開発のIDカードも備えている。サイバー攻撃対策に、最上級の秘密キー管理を提供する」と紹介しました。

 北京瑞莱知恵科技有限公司の展示エリアでは、ソーシャルメディアで人気の「AIフェースチェンジ」など、ディープフェイク映像技術にも対応できるプライバシー保護計算プラットフォームが展示されています。さまざまなフォーマットと品質の写真と動画が素早く正確に識別されることで、画像物証の真実性、ネットワークコンテンツのコンプライアンスの検出、個人名誉侵害行為への取り締まり、顔認識システムの安全性向上などのシーンで広く活用されています。

 3日間にわたって開かれる2021年世界インターネット大会烏鎮サミットでは、最先端のインターネット科学技術の成果が登場し、国内外の企業の最新の技術製品の展示およびインターネット発展の新技術、新モード、新業態の追求のためのプラットフォームを提供する場になるとみられています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News