【9月27日 CGTN Japanese】2021(遼寧)中日経済協力会議が23日、遼寧省(Liaoning)瀋陽市(Shenyang)で開催されました。

 中日経済協力会議は、中国の遼寧省、吉林省(Jilin)、黒竜江省(Heilongjiang)、内モンゴル自治区(Inner Mongolia Autonomous Region)と、日本の日中経済協会の共催による二国間経済・貿易交流イベントであり、中国と日本、特に両国の東北地域における経済・技術交流と協力を促進することを目的としています。

 今回の会議のテーマは「中日経済貿易協力の質の高い発展の促進」です。会期中には、開幕式をはじめ、基調講演、フォーラム、企業間ビジネス商談会、見学といった一連の活動が行われます。

 開幕式のあいさつに立った遼寧省の劉寧(Liu Ning)省長は、「中日経済協力会議は今年で19回目を迎え、中日両国の交流・協力の重要なプラットフォームとなっている。双方はさらに友好的な交流を強化し、実践的な協力を拡大し、より高いレベルと質の高いウィンウィンの発展を目指して努力するよう期待している。そのためには、第一に、投資・貿易協力をさらに深め、経済・貿易協力の質とレベルを継続的に向上させていく。第二に、衛生保健面での協力をさらに深め、すべての人のための健康コミュニティーの構築に積極的に貢献していく。第三に、スマート製造での協力をさらに深め、人工知能、ビッグデータ、ブロックチェーンの分野での協力を強化していく。第四に、グリーン開発における協力関係をさらに深め、エコロジー製品の価値を実現するためのメカニズムや、カーボンピーキングやカーボンニュートラルを率先して実現するための現実的な道筋を積極的に模索していく」と話しました。

 遼寧省は今回の会議を契機に、今後も引き続き日本の地方との経済貿易交流・協力を深め、瀋陽や大連(Dalian)などで地方協力工業団地の共同建設を推進し、中日協力の新たなモデルを構築することを目指しています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News