【9月27日 AFP】ベルリン・マラソン(2021 Berlin Marathon)は26日、ドイツ・ベルリンで行われ、男子の部はグエ・アドラ(Guye Adola)、女子の部はゴティトム・ゲブレシラシエ(Gotytom Gebreslase)のエチオピア勢が優勝した。

 アドラは2時間5分45秒でフィニッシュし、2位には29秒差でベスウェル・イェゴン(Bethwel Yegon、ケニア)が続いた。大会通算2度の優勝を誇り、世界新記録の更新を目指していたケネニサ・ベケレ(Kenenisa Bekele、エチオピア)は、2時間6分47秒で3位に終わった。

 9か月前に新型コロナウイルスに感染した39歳のベケレは自身のタイムに落胆を見せたものの、引退の考えはないと話した。

 5000メートルや1万メートルで世界陸上(World Athletics Championships)と五輪の金メダルを獲得しているベケレは「(新型コロナの)パンデミック(世界的な大流行)のせいでトレーニング不足となったのが大きな問題だ」とし、「ベルリンで良い走りをしたかった。望んでいたようには走れなかった。これがキャリアの終わりを意味するわけではない」と続けた。

 女子の部では、エチオピア勢が表彰台を独占。初マラソンのゲブレシラシエが2時間20分9秒でフィニッシュすると、ヒウォト・ゲブレキダン(Hiwot Gebrekidan)が1分14秒遅れの2位、ヘレン・トラ(Helen Tola)が2分56秒遅れの3位に入った。(c)AFP/Ryland JAMES