【9月26日 AFP】25日に英ロンドンで行われたボクシングのライトヘビー級10回戦で、カラム・スミス(Callum Smith、英国)にKO負けしたレニン・カスティーリョ(Lenin Castillo、ドミニカ共和国)が、病院に緊急搬送される出来事があった。プロモーターによれば、「反応はある」という。

 カスティーリョは2回中盤、スミスの右のオーバーハンドをこめかみにまともに受け、キャンバスに落下。レフェリーもすぐさま試合を止めた。

 勝利したスミスはロープに飛び乗って歓喜したが、カスティーリョのダメージが重かったことに気がつくと、喜ぶのをやめた。

 リング上に救急スタッフが駆けつける中、カスティーリョは脚がけいれんを起こした様子だった。そのまま数分間横になった後、担架で運び出され、会場のトッテナム・ホットスパー・スタジアム(Tottenham Hotspur Stadium)の観客からは心配そうに拍手が送られた。

 プロモーターのエディー・ハーン(Eddie Hearn)氏はその後ツイッター(Twitter)を更新。「恐ろしい戦慄(せんりつ)するKOだった。カスティーリョは反応はある。今は病院に向かっているところだ」とつぶやいた。

 両者の一戦は、オレクサンドル・ウシク(Oleksandr Usyk、ウクライナ)対アンソニー・ジョシュア(Anthony Joshua、英国)のヘビー級タイトルマッチのアンダーカードだった。(c)AFP