【9月25日 AFP】イタリアで23日に身柄を拘束されたスペイン・カタルーニャ(Catalonia)自治州のカルラス・プチデモン(Carles Puigdemont)元首相(58)が24日、釈放された。移動の自由は認められている。

 プチデモン氏は、2017年の住民投票でカタルーニャ自治州の独立を画策したとして反乱容疑が持たれ、スペイン国内で指名手配されている。イタリアは、スペイン政府の要請を受け、同氏の身柄を拘束した。

 欧州連合(EU)の欧州議会(European Parliament)議員を務めるプチデモン氏は、現在はベルギーに居住している。

 同氏はサルデーニャ島(Sardinia)サッサリ(Sassari)で釈放されると、待ち受けていた支持者に出迎えられた。プチデモン氏は支持者に対し、「スペインは笑いものになる機会を絶対に逃さない」と述べた。

 同氏の弁護人によれば、サッサリ裁判所がスペインへの送還の可否を審理するため、10月4日に出廷が求められている。(c)AFP/Gael BRANCHEREAU with Hazel WARD in Madrid