【9月24日 AFP】スペイン・カタルーニャ(Catalonia)自治州のカルラス・プチデモン(Carles Puigdemont)元首相(58)が23日、イタリアで逮捕された。同氏の弁護人と側近が明らかにした。

 カタルーニャ自治州政府は2017年、中央政府が違憲とした独立の是非を問う住民投票を強行。その後、プチデモン氏は国外に逃亡し、現在はベルギーに居住している。

 欧州連合(EU)の欧州議会(European Parliament)議員を務めるプチデモン氏は、24日にイタリアの裁判所に出廷する見通し。同裁で、スペインで反乱容疑が持たれている同氏を本国に送還するかどうかが審理される。

 側近によるツイッター(Twitter)への投稿によると、プチデモン氏が拘束されたのは、サルデーニャ(Sardinia)島のアルゲーロ(Alghero)。

「プチデモン氏はアルゲーロの空港に到着した際、イタリア警察に逮捕された。あす(24日)サッサリ(Sassari)の控訴裁判所に出廷し、同裁が釈放か送還かを判断する」としている。

 またプチデモン氏の弁護人は、同氏が欧州議会議員として訪問したイタリアに到着した際に逮捕されたとツイッターで明かした。今回の拘束は、2019年10月に発付された逮捕状に基づいているという。

 プチデモン氏は、2017年の住民投票でカタルーニャ自治州の独立を画策したとして反乱容疑が持たれ、スペイン国内で指名手配されている。(c)AFP