【9月24日 AFP】21-22スペイン1部リーグは23日、第6節の試合が行われ、FCバルセロナ(FC Barcelona)はカディス(Cadiz CF)と0-0で引き分けた。これで公式戦3試合未勝利となり、ロナルド・クーマン(Ronald Koeman)監督の立場はさらに厳しくなった。

 敵地での一戦に臨んだバルセロナは、65分にフレンキー・デ・ヨング(Frenkie de Jong)が退場となり、数的不利な状況で引き分けに持ち込んだが、クーマン監督の評価にはほとんどつながらないだろう。

 26日に行われるレバンテ(Levante)とのホームゲームでもクーマン監督が留任しているかは不透明のままだが、今や指揮官が続投するかどうかより、クラブがいつ新監督を見つけられるかがより大きな問題となったように思われる。

 後半アディショナルタイムにレッドカードを提示されて退席処分となったクーマン監督は「毎試合で常に勝利を目指さねばならないが、現実的になり、今いる選手や離脱中のメンバーを見つめる必要がある」とコメントした。

 消化試合数が一つ少ない中で、すでに首位レアル・マドリード(Real Madrid)に7ポイント差をつけられているバルセロナは前週、バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)に0-3と完敗し、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2021-22)でも低調なスタートを切った。

 バルセロナのジョアン・ラポルタ(Joan Laporta)会長はカディス戦の前、結果だけでは何も決まらないと報道陣に語ったものの、「ある時期に決断を下さねばならないならそうする」とも話した。(c)AFP