【9月23日 AFP】男子テニス、モゼール・オープン(Moselle Open 2021)は22日、シングルス2回戦が行われ、元世界ランキング1位のアンディ・マレー(Andy Murray、英国)が2年ぶりとなるツアー8強入りを果たした。

 ここ3年で2度の股関節手術を受け、現在の世界ランクは113位となっているマレーは、21日の1回戦で同26位のウゴ・アンベール(Ugo Humbert、フランス)をフルセットで破ると、この日は同66位のバセック・ポスピシル(Vasek Pospisil、カナダ)から4度のブレークを奪うなどし、6-3、6-3でストレート勝ちを収めた。

 優勝した2019年10月のヨーロピアン・オープン(European Open 2019)以来となる準々決勝では、第1シードのホベルト・ホルカシュ(Hubert Hurkacz、ポーランド)とリュカ・プイユ(Lucas Pouille、フランス)の勝者と対戦する。

 マレーは男子プロテニス協会(ATP)の公式サイトで「このところは最近で一番大会に出ているが、体の調子は良いし、試合を重ねるにつれて少しずつ自信も得始めている」と語った。

「この1年は少し混乱したり、試合の流れが見えていないことがあった。その部分が自分の長所だったから、そういう感じのときはコートでも落ち着かなかった」

「そうした感覚を取り戻しつつあるし、結果も出てきている。テニス自体も良くなってきている」 (c)AFP