【9月16日 AFP】男子テニスの四大大会(グランドスラム)通算3勝ながら現在は世界116位に沈み、年末に向けて弾みをつけようとしているアンディ・マレー(Andy Murray、英国)が15日、フランス・レンヌ(Rennes)で開催された下部チャレンジャーツアー(ATP Challenger Tour)大会の2回戦で敗退した。

 レンヌ・オープン(2021 Open Blot Rennes)に大会第5シードのワイルドカード(主催者推薦)として出場していた元世界1位のマレーは、同158位のロマン・サフィウリン(Roman Safiullin、ロシア)に2-6、6-4、1-6で敗れた。

 股関節のけがにより、2019年には引退寸前にまで追い込まれた34歳のマレーは、3度にわたってマッチポイントをしのいだものの力尽きた。

 マレーは約2000人のファンの前で行われた13日の1回戦で、ヤニック・マデン(Yannick Maden、ドイツ)に6-3、6-1で勝利していた。

 さらに約2週間前には、2万4000人を収容する米ニューヨークのアーサー・アッシュ・スタジアム(Arthur Ashe Stadium)で、全米オープン(US Open Tennis Championships 2021)のシングルス1回戦に臨んだが、ステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)と接戦を演じながらもフルセットの末に敗れた。

 マレーは今週、「自分のランキングを大きく上昇させることに挑戦するのが、これから年末にかけての目標の一つ。そのためにはたくさん試合をこなさねばならない」と述べていた。

「まだとても高いレベルでプレーできるように感じているが、大きな大会に出場するときに、毎回最初にトッププレーヤーと対戦することになればそう簡単ではない」 (c)AFP