【9月22日 AFP】新型コロナウイルスによる米国の死者数が、1918年のインフルエンザ(いわゆる「スペイン風邪」)の大流行による死者数約67万5000人を上回った。

 米国では感染力の強い変異株「デルタ株」を中心に新型コロナ流行の第4波が起きており、ワクチン接種率が低い地域が多いため、多くの死者が出ている。

 米ジョンズ・ホプキンス大学(Johns Hopkins University)の集計によると、新型コロナによる米国の死者数は17日時点で累計67万5722人で、1918年に始まった「スペイン風邪」のパンデミック(世界的な大流行)による米国内の死者数67万5000人を上回った。

 感染症専門家らによると、「スペイン風邪」では世界で約5000万人が死亡し、人類史上最悪のパンデミックといわれている。一方、新型コロナによる世界の死者数は、現時点で約470万人となっている。(c)AFP