J&Jワクチン、追加接種で効果高まる 治験結果
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【9月22日 AFP】米医薬品大手ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)は21日、同社が開発した新型コロナウイルスワクチンについて、2回目接種を行うことで効果が高まると臨床試験(治験)により示されたと発表した。
世界規模で行われた臨床試験では、初回接種から56日後に2回目接種を実施。結果、発症予防効果は全体で75%、米国では94%となった。発表ではこの差の理由について明らかにされていないが、試験期間中の米国では変異株が少なかったことと関連している可能性がある。
2回目接種後の抗体値は、1回目接種後の4~6倍に上昇。米国では2回目接種から14日以上経過した時点で94%の重症化予防効果が確認されたが、判断材料となる症例は比較的少なかった。
米国では、1500万人近くがJ&J製ワクチンの接種を受けたが、追加接種の必要性や時期については分からないままとなっていた。今回の試験結果は、そうした人々にとっては朗報となる。(c)AFP
