【9月21日 AFP】フランス大統領府は21日、エマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領とインドのナレンドラ・モディ(Narendra Modi)首相が電話で会談し、インド太平洋地域で「共に行動していく」ことで一致したと発表した。フランスは現在、潜水艦契約の破棄をめぐり、豪米との対立を深めている。

 発表によると、両首脳はこの電話会談で「開かれた包摂的なインド太平洋地域で、共に行動していく」との認識を示した。

 先週には、オーストラリアがフランスとの潜水艦契約を破棄し、米英との新たな安全保障の枠組み「オーカス(AUKUS)」の一環として、米国製の潜水艦配備を決定していた。

 フランスは、新たな戦略同盟に関する協議を秘密裏に主導したとして、米国に対し怒りを示している。ジョー・バイデン(Joe Biden)米大統領は、マクロン氏との話し合いを打診しているが、日程はまだ決まっていない。(c)AFP