【9月21日 CGTN Japanese】毎年、9月21日は認知症の啓蒙(けいもう)を行う「世界アルツハイマーデー」です。統計によりますと、中国ではアルツハイマー病患者は1000万人を超え、世界で患者数が最も多く、2050年までには4000万人を超えるとみられています。

 専門家によりますと、中国ではアルツハイマー病患者は若年化傾向にあり、臨床では最年少患者は40歳未満です。この病気に対する一般的な認識は低く、早期の受診率が低いことから、中国でのアルツハイマー病の予防と治療は大きく阻害されています。

 アルツハイマー病予防治療協会の王軍会長は、「中国ではこの病気に対する認知率が都市部では大幅に増えているが、農村部では依然として低い。診断は遅くなり、系統的な基準が形成されていない。介護の問題は非常に深刻で、この面ではやるべきことがたくさんある」との考えを示しています。

 また、王会長は、「高血圧、糖尿病などの病気は避けるべきである。アルツハイマー病の発症は血管と関連していることが分かっている。血管が病気にかかってしまうと、血液を輸送する役割を果たせなくなる。酒の飲みすぎや、座ったままで長時間いること、外と交わらずに家に閉じこもることもよくない」と述べました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News