レアルがバレンシア下す、終了間際の2発で逆転勝利
このニュースをシェア
【9月20日 AFP】21-22スペイン1部リーグは19日、第5節の試合が行われ、レアル・マドリード(Real Madrid)は終了間際の立て続けのゴールでバレンシア(Valencia CF)から2-1の逆転勝利を収めた。
バレンシアの本拠地メスタージャ・スタジアム(Mestalla stadium)での一戦は、後半にウーゴ・ドゥロ(Hugo Duro)がゴールを決めたバレンシアがそのまま勝利を収めるかに見えた。しかし、レアルは86分に好調ビニシウス・ジュニオール(Vinicius Junior)が同点ゴールを挙げると、88分にカリム・ベンゼマ(Karim Benzema)が頭で逆転ゴールを決め、敵地で白星を飾った。
カルロ・アンチェロッティ(Carlo Ancelotti)監督が復帰したレアルは、これで公式戦5勝1分けと開幕からの無敗を守っている。指揮官は「きょうはクオリティーの勝利ではなく、気持ちの勝利だ」と話し、「われわれは若いチームで、見ていて楽しいサッカーをしているとはいえない。守備面を改善し、もっと攻撃的になる必要がある。それでも、この気持ちがあれば修正していけると思っている」と続けた。
ベンゼマはすでにリーグ6点を挙げているが、監督にとって本当にうれしい誤算なのはビニシウスの調子で、こちらは昨シーズンの通算ゴール数を上回る5得点を決めている。監督は「どちらも素晴らしかった」とコメントした。
一方、ホセ・ボルダラス(Jose Bordalas)監督の下で開幕から好調なスタートを切っているバレンシアは3位となり、勝ち点3はおろか1をも取り逃す残念な結果になった。
アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)が0-0でアスレティック・ビルバオ(Athletic Bilbao)と引き分けたため、レアルは勝ち点2差の首位に立っている。2試合消化の少ないFCバルセロナ(FC Barcelona)は20日にグラナダ(Granada CF)と対戦する。(c)AFP/Tom ALLNUTT