【9月19日 AFP】陸上男子短距離のベテラン、ジャスティン・ガトリン(Justin Gatlin、米国)が18日、ワールドアスレティックス・コンチネンタルツアー・ゴールド大会(World Athletics Continental Tour Gold)最終戦のキップ・ケイノ・クラシック(Kip Keino Classic 2021)に出場し、100メートルで3位に終わった。引退の可能性については、ひとまず判断を保留すると話している。

 過去にドーピング違反で2回の出場停止処分を科されている39歳のガトリンは、この夏の東京五輪出場を逃した埋め合わせをするべくケニア・ナイロビでの今大会に乗り込んだが、同胞トレイボン・ブロメル(Trayvon Bromell)とケニア短距離界の新星、ファーディナンド・オムルワ(Ferdinand Omanyala Omurwa)に太刀打ちできず、3位となった。

 ガトリンはレース後、「けがから復帰し、優勝を目指してここへ来た」と話し、今後についてはじっくり休養を取ってから決断したいと話した。スパイクを脱ぐつもりはあるかという質問に対して、ガトリンは「できれば少し待って、それから来季どうなるかをみていきたい」と答えている。

 ブロメルは、自身が出した今季の最速タイムを上回る9秒76をマークして優勝。オムルワは、ブロメルが6月に記録した以前の最速タイムと同じ9秒77でフィニッシュした。(c)AFP