【9月19日 AFP】21-22イタリア・セリエAは18日、第4節の試合が行われ、インテル(Inter Milan)は6-1でボローニャ(Bologna FC)を下し、暫定首位に浮上した。

 15日の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2021-22)で終盤に失点し、ホームでレアル・マドリード(Real Madrid)に敗れたインテルだったが、この日は本拠地サン・シーロ・スタジアム(San Siro stadium)でミスを犯さなかった。

 ラウタロ・マルティネス(Lautaro Martinez)、ニコロ・バレッラ(Nicolo Barella)、ミラン・シュクリニアル(Milan Skriniar)、マティアス・ベシーノ(Matias Vecino)、そしてエディン・ジェコ(Edin Dzeko)の2得点で6点を奪ったインテルは、勝ち点9のASローマ(AS Roma)、ACミラン(AC Milan)、ナポリ(SSC Napoli)、フィオレンティーナ(Fiorentina)を1ポイント上回った。

 インテルのシモーネ・インザーギ(Simone Inzaghi)監督は、「明らかに不当な結果に終わったマドリード戦の後だったのでこの試合を心配していた。選手の反応に少し懸念があったが、最高の形で試合にアプローチしてくれた」とライブストリーミングサービス「DAZN(ダゾーン)」に語った。

 インテルはフランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)に移籍したアクラフ・ハキミ(Achraf Hakimi)の代役として8月にオランダ・エールディビジのPSVアイントホーフェン(PSV Eindhoven)から獲得したダンゼル・ダムフリーズ(Denzel Dumfries)が新天地での初先発で早速インパクトを残した。

 欧州選手権(UEFA Euro 2020)で2得点を挙げたオランダ代表のウイングバックは、マルティネスの先制点をアシストするなど、試合を通じて右サイドで相手を混乱に陥れた。

 ダムフリーズはDAZNで、「とても満足している。チームにとって素晴らしい試合だったと思う。レアル・マドリードに負けた後だったので立ち直る必要があった。チームとしてとても良い仕事ができた」と喜んだ。

 同日早い時間の試合でフィオレンティーナは、ジェノア(Genoa CFC)に2-1で勝利して首位グループに勝ち点で並んでいた。フィオレンティーナがホームにインテルを迎える21日の試合は、シーズン前の低かった下馬評を覆したバランスのとれたチーム同士の興味深い一戦となる。(c)AFP/Terry DALEY