【9月19日 AFP】フランス・リーグ1、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)のレオナルド(Leonardo Nascimento de Araujo)スポーティング・ディレクター(SD)は18日、クラブがリオネル・メッシ(Lionel Messi)に3年総額1億1000万ユーロ(約142億円)を支払うという同国スポーツ日刊紙レキップ(L'Equipe)の報道は「現実とかけ離れている」と厳しく非難した。

 スペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)からPSGに電撃加入したメッシは、19日のオリンピック・リヨン(Olympique Lyon)戦で本拠地パルク・デ・プランス(Parc des Princes)でのデビューが見込まれているが、その前日にレオナルド氏はレキップの報道を強く否定した。

 レオナルドSDは当事者全員が公表を望んでいない契約の詳細に関する報道を言葉を濁すことなく否定。「気に入らない。期間や額が現実と大きく乖離(かいり)している。機密条項があるのだが、真実ではないということだけは言っておく」

 レキップ紙は18日、メッシが今後3年間で最低でも1億1000万ユーロを受け取るという「巨額報酬」の記事を1面トップに掲載した。「契約期間は3年ではなく2年だ」とこれを否定したレオナルドSDは、メッシがホームのファンにお披露目される前日というタイミングでの報道は「敬意を欠いている」とレキップを糾弾した。

「理解できないし、あなたたち側の問題だ」と報道陣に話したレオナルドSDは、「しかし事実は事実だ。われわれはそれを放置することはできない」と続けた。

 メッシはリヨン戦に出場するものとみられているが、銀河系軍団の一翼を担うキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)は、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2021-22)グループリーグ開幕戦で足を負傷したため、欠場の可能性が高い。

 エムバペについて、PSGを率いるマウリシオ・ポチェッティーノ(Mauricio Pochettino)監督は「彼は予防措置をとりながらチームと18日の午前中にトレーニングを行った。けがの状況については満足している。彼がメンバー入りするかどうかの判断はあしただ」と話した。(c)AFP/Imran Marashli