ブラジル大統領、ワクチン未接種のまま国連総会出席へ
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【9月17日 AFP】ブラジルのジャイル・ボルソナロ(Jair Bolsonaro)大統領は16日、米ニューヨークで開催されている国連総会(UN General Assembly)に、新型コロナウイルスワクチンを接種しないまま出席する意向を表明した。出席するすべての首脳と外交官にワクチン接種証明の提示を求める同市当局の要請を無視する格好だ。
ボルソナロ氏はソーシャルメディアの動画配信で、「来週国連総会に出席し、(21日に)冒頭の演説を行う」と述べた。
ニューヨーク市長室は15日、出席者が議場に入る際にワクチン接種証明の提示を義務付けることなどを盛り込んだガイドラインを国連総会に通達していた。これによると、総会ホールは出席者全員のワクチン接種が必要とされる「コンベンションセンター」に分類されている。
アントニオ・グテレス(Antonio Guterres)国連事務総長は通達を受け取った数時間後、各国首脳にこの要件を課すことはできないと述べた。
ボルソナロ氏は昨年新型ウイルスに感染しており、最後の一人になるまでワクチン接種を受けないとしている。
「Our World in Data」によると、人口2億1300万人のブラジルは、ワクチン接種回数で世界4位となっている。しかしボルソナロ氏は、自分にはすでに免疫があり、抗体は「最高レベル」を維持しているとして接種を拒否している。(c)AFP