【9月17日 AFP】ロードレース世界選手権(WGP)、MotoGPクラスに参戦するペトロナス・ヤマハSRT(Petronas Yamaha SRT)のフランコ・モルビデリ(Franco Morbidelli、イタリア)は16日、今週末の第14戦サンマリノGPからファクトリーチームのモンスターエナジー・ヤマハ(Monster Energy Yamaha)に昇格し、残りのシーズンに加えて来季からの2年間にわたって所属することになった。

 ヤマハ発動機(Yamaha Motor)は発表文で、26歳のモルビデリが2023年シーズン終了までの契約にサインし、かつてヤマハSRTでもタッグを組んだことがあるファビオ・クアルタラロ(Fabio Quartararo、フランス)のチームメートとして、19日の決勝レースで新天地デビューすることを明らかにした。

 昨季は総合2位を記録したモルビデリは、6月に左膝の手術を受けて直近の5レースを欠場しており、サンマリノGPから復帰を果たす。マーベリック・ビニャーレス(Maverick Vinales、スペイン)がアプリリア(Aprilia)に急きょ移籍したことを受けて、予定より早くファクトリーチームへの昇格が決まった。

 今季のポイントランキングでは首位のクアルタラロに174ポイント差の40ポイントで17位に低迷しているモルビデリは、2018年にMotoGPクラスに昇格してからの計3勝をすべて昨年にマークしている。

 今回の移籍により、アンドレア・ドビツィオーゾ(Andrea Dovizioso、イタリア)がヤマハSRTでMotoGP復帰を果たし、今季限りでの現役引退を表明している42歳のバレンティーノ・ロッシ(Valentino Rossi、イタリア)のチームメートとしてシーズン終了までレースに臨むことになった。(c)AFP