【9月16日 AFP】男子テニスのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は15日、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2021)や東京五輪、全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2021)を欠場する原因となった足のけがからの回復は「困難で痛みを伴う」ものだと明かした。

 自身のテニスアカデミーのドキュメンタリー発表会見でナダルは、足にはまだ「少し痛みがある」と語った。

 8月にシーズンが終わったナダルは「ある意味では困難で痛みを伴うだろうが、自分が再び望むものに向けて戦うためにくぐり抜けなければならないプロセスに直面し、改善していくことを楽しみにしている」と語った。

「年々、物事は込み入ってきている。現実的に考えなければならないしね。誰に対しても時間は止まりはしないが、それでも自分はまだ興奮している」と続けた。

 ナダルは11日、左足に包帯を巻いて松葉づえをついている写真をインスタグラム(Instagram)に投稿し、「数日の休養と数週間コートから離れる必要がある足の治療を受けるため」に、スペイン・バルセロナ(Barcelona)に行っていたと明かしていた。

 ウィンブルドンを欠場したナダルは、シティ・オープン(Citi Open 2021)でロイド・ハリス(Lloyd Harris、南アフリカ)に敗れた試合が今季最後の一戦となり、その後の東京五輪と全米も欠場した。

 四大大会(グランドスラム)ではロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)やノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)とともに、通算20回の優勝で肩を並べている。(c)AFP