【9月16日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2021-22)は15日、グループB第1節が各地で行われ、リバプール(Liverpool FC)はジョーダン・ヘンダーソン(Jordan Henderson)の見事なシュートが決勝点となり、ホームでACミラン(AC Milan)に3-2で逆転勝利した。

 トルコ・イスタンブールで行われた2004-05シーズンの決勝で、ミラン相手に0-3とリードされながらも追いつき、PK戦の末に大逆転でチャンピオンズリーグを制したことで知られるリバプールだが、7年ぶりの出場となったミラン相手にもっと簡単に勝利しておくべきだった。

 試合を優位に進めていたリバプールは序盤、フィカヨ・トモリ(Fikayo Tomori)のオウンゴールで7度の欧州制覇を誇るミラン相手に先制。さらにはPKを獲得したが、モハメド・サラー(Mohamed Salah)のキックはGKマイク・メニャン(Mike Maignan)に防がれリードを広げられなかった。

 すると前半終了間際、アンテ・レビッチ(Ante Rebic)とブラヒム・ディアス(Brahim Diaz)に2分間で立て続けにゴールを奪われ、劣勢のミランに試合をひっくり返された。

 しかしその後サラーがスコアを2-2にすると、69分にはヘンダーソンが勝利を決定づける強烈なシュートを決めた。

「素晴らしい試合だった」と語ったリバプールのユルゲン・クロップ(Juergen Klopp)監督は、「非常にエキサイティングで、とても面白い試合だったが、10分から15分ほどチームは混乱していた」と続けた。

 同組の他の試合では、アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)がホームでFCポルト(FC Porto)と0-0でドロー。これにより首位に立ったリバプールのクロップ監督は、非常に厳しいグループで白星発進を切った重要性を強調した。

「ミランはポット4からこのグループに入った。それこそこのグループにおけるクオリティー」とした指揮官は、「このグループを突破するにはそれぞれの試合で勝ち点が必要」と付け加えた。 (c)AFP/Kieran CANNING