【9月15日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2021-22)は14日、グループF第1節が各地で行われ、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)はBSCヤングボーイズ(BSC Young Boys)に1-2で敗戦。クリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)が先制点を決めたものの、ラスト1プレーで逆転を許し、まさかの黒星スタートとなった。

 ユナイテッドはロナウドが復帰後2試合で3ゴール目を決めて先制したが、前半の終盤にアーロン・ワン・ビサカ(Aaron Wan-Bissaka)が危険なタックルで退場になると、これで試合の流れが変わった。

 息を吹き返したヤングボーイズは、後半途中にニコラス・ムミ・エンガマル(Nicolas Moumi Ngamaleu)のゴールで追いつくと、ロナウドも交代して迎えた95分、ジェシー・リンガード(Jesse Lingard)のバックパスを奪ったジョルダン・シエバチュ(Jordan Siebatcheu)が逆転ゴールを決め、ホームの観客を沸かせた。

 グループFには他にアタランタ(Atalanta)とビジャレアル(Villarreal CF)という、ヤングボーイズよりも強敵とみられるチームが組み込まれており、ユナイテッドにとっては厳しいスタートとなった。

 オレ・グンナー・スールシャール(Ole Gunnar Solskjaer)監督は、相手の決勝点につながったミスについて「これが最高レベルのサッカーだ。集中力を失い、ミスを犯せば罰を受ける」とコメント。ワン・ビサカの一発退場については厳しい判定だったと主張し、「決して無謀で悪意があったわけではないが、少し経験不足だったかもしれない」と語った。

 ユナイテッドは2週間後の第2節でビジャレアルをホームに迎える。ビジャレアルは昨シーズンのヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2020-21)決勝でユナイテッドを破っているチームで、今節はホームでアタランタと2-2で引き分けた。(c)AFP/Andy SCOTT