【9月14日 AFP】イングランド・プレミアリーグ、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)のオレ・グンナー・スールシャール(Ole Gunnar Solskjaer)監督は13日、クリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)が復帰を果たしたチームについて、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2021-22)で優勝する野心を持たねばならないとの考えを示した。

 BSCヤングボーイズ(BSC Young Boys)とのグループステージ初戦を14日に控えているユナイテッドは、ロナウドがゴールを挙げるなど活躍し、チェルシー(Chelsea)を決勝で下した2008年を最後に欧州王者に輝けていない。

 2009年にロナウドがスペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)に移籍した後、チャンピオンズリーグで準々決勝に進んだのは数回のみで、アレックス・ファーガソン(Alex Ferguson)元監督が勇退してから、かつての栄光は色あせている。

 だが、すでに多くのスターがひしめいていた選手層にロナウドが再び加わったことで、スールシャール監督も欧州最高のチームと戦う準備が整ったと考えている。

 試合の前日会見に臨んだスールシャール監督は「この大会に臨む上での今の目標は優勝」とコメントした。

「われわれのチームには経験やクオリティー、若さが加わった。今年は来る戦いに向けてしっかりと準備したい」

 昨季のチャンピオンズリーグでグループステージ敗退となったユナイテッドは2シーズン連続でヨーロッパリーグ(UEFA Europa League)に出場することになったが、前年に続き優勝を逃した。痛みを味わう結果だったが、それもチームが欧州の頂点に返り咲く過程になればとスールシャール監督は願っている。

「悔しい思いはもう十分」と語ったスールシャール監督は、「ここ数シーズンでこのチームは成長し成熟した」と付け加えた。(c)AFP