「キャリアで最も重要な試合」、ジョコが年間GS懸かる全米OP決勝へ
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【9月12日 AFP】12日に行われる全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2021)の男子シングルス決勝では、大会第1シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)が史上最高の男子テニス選手であることを示すべく、52年ぶりの年間グランドスラムに挑む。
34歳のジョコビッチは決勝で第2シードのダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev、ロシア)と対戦し、四大大会(グランドスラム)20勝を挙げてきたキャリアでも最大の試合に臨む。
ジョコビッチは「自分にとって最後の試合のつもりで臨む。間違いなくキャリアで最も重要な試合だ」と話し、「同じく素晴らしい状態を維持している選手との戦いになる。どういう展開が待っているかは分かっている」と続けた。
年間グランドスラムを達成すれば、男子では1969年のロッド・レーバー(Rod Laver)氏以来の快挙となる。メドベージェフは「そのことで相手が少しプレッシャーを感じるのは間違いない」と認めつつ、「逆に言えば、それが厳しい場面で彼のさらにいいプレーを引き出すかもしれない」と予想した。
ジョコビッチには、2011年と2015年、2018年に続く4回目の全米オープン優勝も懸かっている。勝利すれば、グランドスラム20勝で並んでいるラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)とロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)を初めて上回り、男子では歴代単独1位となる通算21勝目を飾ることになる。
グランドスラム決勝の戦績は20勝10敗で、メドベージェフとの直接対決では5勝3敗。25歳のメドベージェフは自身初のグランドスラム制覇を目指している。(c)AFP