【9月11日 AFP】サッカー元ブラジル代表のレジェンドで、結腸腫瘍の疑いで手術を受けたペレ(Pele)氏は、依然として集中治療室(ICU)にとどまっているものの、順調に回復していることが、入院先の医師団の発表によって10日に明らかになった。

 ペレ氏が治療を受けているサンパウロ(Sao Paolo)のアルベルト・アインシュタイン病院(Albert Einstein Hospital)は、同氏が「積極的に会話しており、バイタルサインも正常値を示している」と公表した。

 現在80歳のペレ氏は自身のインスタグラム(Instagram)のアカウントで、ファンに向けて「友よ、私は日ごとに少しずつ良くなっていると感じている。再びプレーできるのを楽しみにしてるが、回復するにはあと数日間はかかる見通しだ」と投稿した。

「ここにいる間、家族や他の人々とたくさん話す機会を持てている。いろいろな温かいメッセージに改めて感謝する。もうすぐ、再会できるだろう!」

 先月31日から治療を受けている病院の説明によると、腫瘍は定期検査で見つかったという。

 ペレ氏は近年、一連の健康問題で入院を繰り返しており、最近では2019年4月に重度の尿路感染症のため仏パリで入院していた。(c)AFP