【9月11日 AFPBB News】1週間のSDGsニュースを振り返る。

スイスでLGBTIQのパレード 同性婚の合法化訴えるケーキも登場

 スイスのチューリヒで4日、LGBTIQ(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー、インターセックス、クィア)の人たちによるパレード「チューリヒプライド(Zurich Pride)」が行われた。

スイスのチューリヒで行われたLGBTIQ(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー、インターセックス、クィア)の人たちによるパレード「チューリヒプライド」に参加する人々(2021年9月4日撮影)。(c)FABRICE COFFRINI / AFP

温室効果ガス排出量、畜産・酪農が独経済活動上回る

 世界の畜産・酪農大手20社が排出する温室効果ガスの量が、ドイツや英国の経済活動による排出量を上回っていることが、欧州のNGOが7日に公開した報告書「ミート・アトラス(Meat Atlas)」で分かった。

 これによると、畜産・酪農大手20社の排出量は二酸化炭素(CO2)換算で9億3200万トンに上った。うち4分の1以上はブラジルの世界的食肉加工大手JBSによるものだった。

餌を食べる牛(2003年12月29日撮影、資料写真)。(c)DON EMMERT / AFP

レッドリスト最新版、コモドオオトカゲや4割近くのサメ種が絶滅危惧種に

 国際自然保護連合(IUCN)は4日、絶滅の恐れがある野生生物をまとめた「レッドリスト(Red List)」の最新版を公表した。海面上昇により生息地が縮小するインドネシアのコモドオオトカゲを「危機(EN)」に分類した他、サメの5分の2近くの種が乱獲により絶滅の危機に直面していると警告した。

 IUCNが評価した約13万8000種のうち約28%が現在、絶滅の危機にひんしている。

 一方、レッドリスト最新版は改善の可能性も強調。10年間にわたる漁獲量規制を経て、マグロ4種の絶滅危機レベルが引き下げられた。中でも大西洋クロマグロは「危機(EN)」から「低懸念(LC)」へと、3段階引き下げられた。

インドネシア・コモド島で餌を探すコモドオオトカゲ(2010年12月2日撮影)。(c)Romeo GACAD / AFP

玩具売り場もジェンダーニュートラルへ 米加州

 米カリフォルニア州議会で、デパートにジェンダーニュートラル(性的に中立)な玩具売り場の設置を義務付ける法案が審議されている。

 法案は、従業員数500人以上のデパートにのみ適用される。女児向け売り場と男児向け売り場を分けることを禁止するものではないが、人形もおもちゃの兵隊も特定の性別向けの表示なしに一緒に陳列される売り場の設置が義務付けられる。

米バージニア州の玩具店(2016年11月24日撮影、資料写真)。(c)PAUL J. RICHARDS / AFP

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