【9月9日 AFP】国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティーノ(Gianni Infantino)会長は8日、W杯(World Cup)を2年ごとに開催する案について「年末までに結論を出す」と明言した。

 この案はイングランド・プレミアリーグのアーセナル(Arsenal)の元監督で、現在はFIFAのグローバル・フットボール・デベロップメント部門で責任者を務めるアーセン・ベンゲル(Arsene Wenger)氏によって提案された。

 インファンティーノ会長は「意味のない試合が多すぎる」と現在の形式を問題視しており、ベンゲル氏の案は大規模な改革につながる可能性がある。

 FIFAが提供したスポーツニュース動画配信サービス「SNTV」のインタビューで、インファンティーノ会長は、「誰もが理解でき、いつ代表戦がありいつクラブの試合があるかを明確に定めるシンプルかつ明快なシステムが必要だ」と話した。

 また、現在の国際大会の日程は2024年で区切りとなるため、「今年末までにいくつか決断する必要がある」と期限を明示した。

 一方で欧州サッカー連盟(UEFA)のアレクサンデル・チェフェリン(Aleksander Ceferin)会長は今週、W杯を4年ではなく2年ごとに開催すれば大会は「希薄化」するだろうと警鐘を鳴らした。世界中のサッカーファンも現状維持に賛成する姿勢を見せている。(c)AFP