【9月8日 AFP】全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2021)は7日、女子シングルス準々決勝が行われ、19歳のレイラ・フェルナンデス(Leylah Fernandez、カナダ)が6-3、3-6、7-6(7-5)で第5シードのエリナ・スビトリーナ(Elina Svitolina、ウクライナ)を破り、準決勝に進出した。

 世界ランキング73位のフェルナンデスは、ここまで前回女王の大坂なおみ(Naomi Osaka)や四大大会(グランドスラム)通算3勝のアンゲリク・ケルバー(Angelique Kerber、ドイツ)を倒して勝ち上がってきたが、この日はスビトリーナに勝利して自身初となるグランドスラム4強入りを果たした。

 フェルナンデスは勝利直後のインタビューで、「正直に言って、自分が今どういう気持ちか分からない」と話し、「自分のショットを信じるように言い聞かせた。負けるにしても、攻めなくてはいけない。それができてよかった」と続けた。

 快進撃は、エクアドルの元サッカー選手で、コーチを務める父親のホルヘ(Jorge Fernandez)氏が試合前に授ける作戦のおかげもあるという。

 フェルナンデスは「父からはたくさんのことを教わっているけど、きょうは試合を楽しんで、すべてのポイントで戦うように言われた」とコメントした。

「これが初めてのグランドスラム準々決勝なのだから、最後にならないように、この場所での最後の試合にならないように、夢のために戦えってね」

 準決勝では第2シードのアリーナ・サバレンカ(Aryna Sabalenka、ベラルーシ)と対戦する。サバレンカは後に行われた試合で第8シードのバルボラ・クレイチコバ(Barbora Krejcikova、チェコ)を6-1、6-4で下して勝ち上がった。(c)AFP/Jim SLATER