【9月6日 AFP】全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2021)は5日、女子シングルス4回戦が行われ、18歳のレイラ・フェルナンデス(Leylah Fernandez、カナダ)が、第16シードで四大大会(グランドスラム)通算3勝のアンゲリク・ケルバー(Angelique Kerber、ドイツ)に4-6、7-6(7-5)、6-2で勝利。大会第3シードで前年女王の大坂なおみ(Naomi Osaka)を撃破した3回戦に続きまたしても番狂わせを起こし、自身初となるグランドスラム8強入りを決めた。

「地元での練習の成果を全て出そうとした」と振り返ったフェルナンデスは「彼ら(コーチ陣)からは、1ポイントずつやっていくように言われた。それが実行できてうれしかった」と続けた。

 今大会では第1シードに入ったウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2021)女王のアシュリー・バーティ(Ashleigh Barty、オーストラリア)と大坂が早期敗退を強いられたものの、シード上位9選手のうち両者を除く7人はベスト16に勝ち残っている。

 一方、東京五輪の女子シングルスで銅メダルを獲得した第5シードのエリナ・スビトリーナ(Elina Svitolina、ウクライナ)は、第12シードでグランドスラム通算2勝のシモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)に6-3、6-3で勝利した。

 グランドスラムで通算8度目の準々決勝進出を決めたスビトリーナは、前哨戦となったシカゴ女子オープン(2021 WTA Chicago Women's Open)でも優勝しており、マッチ9連勝中となっている。

 12日に27歳の誕生日を迎えるスビトリーナは、6日に19歳になるフェルナンデスと準々決勝で顔を合わせる。

 今年のウィンブルドンでグランドスラム自己最高成績の4強入りを果たした第2シードのアリーナ・サバレンカ(Aryna Sabalenka、ベラルーシ)は、第15シードのエリーゼ・メルテンス(Elise Mertens、ベルギー)を6-4、6-1で下した。

 サバレンカは「この試合にこれだけのレベルで臨むためにとても努力している」とコメントした。「ここにたどり着くまで一生懸命頑張った。こうした勝利を手にするために精いっぱいの努力をする。どの試合でも全力を尽くす」

 サバレンカは準々決勝で、第8シードで全仏オープン(French Open 2021)女王のバルボラ・クレイチコバ(Barbora Krejcikova、チェコ)と対戦。クレイチコバは、第9シードでグランドスラム通算2勝のガルビネ・ムグルサ(Garbine Muguruza、スペイン)に6-3、7-6(7-4)で勝利した。(c)AFP/Jim SLATER