NZ、オークランド以外でロックダウン解除へ
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【9月6日 AFP】ニュージーランドのジャシンダ・アーダーン(Jacinda Ardern)首相は6日、最大都市オークランド(Auckland)を除く全地域で、7日深夜から新型コロナウイルス対策のロックダウン(都市封鎖)を解除すると発表した。感染力の強い変異株「デルタ株」流行の中心地であるオークランドには、引き続き厳しい外出制限が適用される。
アーダーン氏は、国民約300万人の外出制限を7日深夜に解除し、9日には3週間ぶりに学校を再開することを明らかにした。
ただし、先月下旬にデルタ株の流行が確認された人口約200万人のオークランドについては、まだ感染封じ込めができていないとして、少なくともあと1週間は厳格なロックダウンを継続すると付け加えた。
「今回の流行の制御は非常にうまくいっている。レベル4の制限(厳格なロックダウン)は機能しているが、やるべきことはまだ終わっていない」とアーダーン氏は説明。「根絶は見えてきたが、失敗はできない」と述べた。
オークランド以外の地域は、4段階ある新型コロナ対策のレベル2に移行。屋内での集まりは50人以下に制限され、多くの場所でマスクの着用と感染追跡アプリの使用が義務付けられる。(c)AFP