【9月6日 AFP】男子ゴルフ米国ツアー、フェデックス・カップ(FedEx Cup 2021)プレーオフ最終戦、ツアー選手権(TOUR Championship 2021)は5日、米ジョージア州アトランタ(Atlanta)のイーストレークGC(East Lake Golf Club、パー70)で最終日が行われ、パトリック・キャントレー(Patrick Cantlay、米国)が世界ランキング1位のジョン・ラーム(Jon Rahm、スペイン)を1打差に抑えて優勝し、1500万ドル(約16億5000万円)もの賞金を獲得した。

 パー5の18番、2パットでバーディーを奪ったキャントレーは最終日を1アンダーでまとめると通算21アンダーとし、同ホールでこの日二つ目のバーディーを記録し同20アンダーとなったラームに1打差をつけた。

 それぞれのラウンドにいつも通り臨み、破格の賞金については考えないようにしたと終始話していたキャントレーだが、これまでの週末とは異なっていたと認めた。

「難しかった」と振り返ったキャントレーは、「これまでのどんな週とも全く違っていた」と続けた。

「これまでで最も長く首位に立っていた。だが、とにかく毎日いまに踏みとどまろうとし、その点については今週は素晴らしい仕事をした」

 プレーオフのポイントランキングに応じて30人の出場選手にハンディキャップが与えられる今大会で、キャントレーは2位と2打差のトップで初日を迎え、ラームは首位と4打差からのスタートとなった。

 初日から首位の座を守り抜いたキャントレーにラームは懸命に食い下がったものの、追い抜くことはできなかった。

 最終日を「67」でまとめ、通算16アンダーとなったケビン・ナ(Kevin Na、米国)が3位に入り、プレーオフ優勝経験を持つジャスティン・トーマス(Justin Thomas、米国)は同15アンダーで4位に終わった。

 松山英樹(Hideki Matsuyama)は同イーブンパーで26位タイだった。(c)AFP