■英国がつかんだ車いすラグビーの金メダル

 かつて「殺人ボール」と呼ばれたほどの激しさで知られる車いすラグビーの男子では、英国が欧州のチームでは初となるパラリンピック金メダルの快挙を成し遂げた。

 英国は決勝で、絶対的な優勝候補の米国を54-49で破って優勝。日本は銅メダルを獲得した。

■栄光へのペダルを踏んだストーリー

 英国勢ではもう一人、自転車競技の大選手であるサラ・ストーリー(Sarah Storey)が同国史上最多となる17個目の金メダルに到達した。

 不屈の43歳は今大会で3個の金メダルを獲得し、1976年から1988年にかけて競泳で16個の金メダルを獲得したマイク・ケニー(Mike Kenny)氏を上回った。初めて金メダルを手に入れてから29年後の記録達成だった。

 最後の女子個人ロードレース(運動機能障害C4-5)は冷たい雨が降り、霧も出る難しいコンディションの中での勝利だった。ストーリーは「今は少し感極まっている」と話し、「まるで人ごとのような感じがする。それでも1位でフィニッシュラインを越えたときは素晴らしい気持ちだった」と喜んだ。

「最後の下り坂ではブレーキに触らず、とにかく走りきった」

■パラリンピックでプロポーズ

 雨にぬれた9月2日の国立競技場(Japan National Stadium)では、陸上女子200メートル(視覚障害T11)予選で敗退したカボベルデのケウラニドライア・ペレイラセメド(Keula Nidreia Pereira Semedo)にうれしいサプライズが待っていた。

 レースが終わると、伴走者のマヌエルアントニオ・バスダベイガ(Manuel Antonio Vaz da Veiga)さんがペレイラセメドの前でひざまずき、結婚を申し込んだのだ。映像には、二人が笑顔を見せ、ペレイラセメドがプロポーズを受け入れる様子が映っている。

 バスダベイガさんは後ほど、ペレイラセメドがパラリンピック代表に選ばれた7月からプロポーズを考えていたと明かし、「最高の機会と場所だと思った」と話した。

 ペレイラセメドは引退も考えていたが、プロポーズを受けて考え直したとのことで、「パラリンピック後も続けていく新たなモチベーションができた。いつも彼がそばにいてくれるのだから」とコメントしている。(c)AFP