【9月3日 AFP】17歳の少女をレイプしたとしてギリシャ・アテネ検察に送検された、同国スーパーリーグ(1部)の王者オリンピアコス(Olympiacos)に所属するDFルベン・セメド(Ruben Semedo)容疑者は2日、1万ユーロ(約130万円)を納付し保釈された。

 ポルトガル代表として3試合に出場した実績を持つセメド容疑者は、先月30日に逮捕されたナイジェリア出身の40歳の男と共に、10代の少女を自宅に連れ込みレイプした疑いが持たれている。27歳の同選手は、被害者からの通報を受けて同29日に身柄を拘束されていた。

 裁判所の関係者によると、治安判事と検察は特に制限なしで同容疑者を保釈することに合意した。

 ポルトガル1部リーグ、スポルティング・リスボン(Sporting Lisbon)の元育成選手で、代表でのプレーは昨年11月が最後となっているセメド容疑者は、先月28日にギリシャの海沿いにあるオロプス(Oropos)のバーで飲酒していた際に少女と出会い、その後車で向かったアテネ郊外グリファダ(Glyfada)にある自宅でレイプしたと訴えられている。

 AFPが裁判所の関係者に取材したところによると、この日の午後に出廷して証言台に立ったセメド容疑者は、少女とは同意の上で性交し、年齢については知らなかったと主張しているという。

 同容疑者は裁判所の外に集まった報道陣に対し、「心配しないでくれ友よ、いずれ分かる」とコメントした。

 これに先立ち、被害者の少女と40歳の男も法廷でそれぞれ証言した。(c)AFP