【11月10日 AFP】サッカーギリシャ1部リーグのオリンピアコス(Olympiacos)は9日、新型コロナウイルスの新規感染者数が急増し、同国で厳格なロックダウン(都市封鎖)の措置が取られる中、アテネにあるホテルの屋上庭園で夜通し開催された「コロナウイルスパーティー」に参加したとして、チームに所属する3選手を非難した。

 クラブによれば、パーティーには30人が参加し、その中にDFルベン・セメド(Ruben Semedo)、MFラザル・ランジェロヴィッチ(Lazar Randjelovic)、MFブルーノ(Bruno Felipe Souza Da Silva)の3人がいた。

 オリンピアコスは発表文の中で「警察から報告があった通り、月曜日(9日)の未明に開催されたコロナウイルスパーティーに3選手がいたことをはっきりと非難する」と記した。

「今シーズン、チームの禁止事項や規則を無視することは許されない」

 オリンピアコスは選手たちに謝罪を促しており、3選手は「最高額の罰金」で処分されるという。

 3選手は他の参加者同様にマスクを着用していなかったとして、警察からそれぞれ300ユーロ(約3万7000円)の罰金も言い渡された。また、24歳のホテルのオーナーは逮捕され、3000ユーロ(約37万円)の罰金処分が下されている。

 メディアは当初、オリンピアコスの7選手がこのパーティーに参加していたと報じていたが、チームは否定した。

 地元メディアは、DJや若い女性のゲストを含め40人がパーティーに参加し、その多くは見つからないようにトイレに閉じこもっていたと報じた。(c)AFP