【9月2日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)元王者のキミ・ライコネン(Kimi Raikkonen)が1日、今季終了後に引退すると発表した。

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 ライコネンはインスタグラム(Instagram)で、「いよいよだ。これがF1での最後のシーズンになる。昨年の冬に決めた。簡単な決断ではなかったが、今季を終えたら新しいことを始める時間が待っている」とつづり、F1デビューから20年でキャリアに終止符を打つことを明かした。

 344戦エントリーは歴代最多で、これまでにGP通算21勝、ポールポジション獲得18回、表彰台103回を記録。しかし41歳となった今季は、低迷が続くアルファロメオ(Alfa Romeo Racing)でわずか2ポイントの獲得にとどまっている。

 2001年にザウバー(Sauber)からデビューしたライコネンは、その後マクラーレン(McLaren)で5年間を過ごし、年間2位だった2005年に7勝を挙げるなど計9勝をマーク。その2年後の2007年、フェラーリ(Ferrari)加入1年目で世界王者に輝いた。当時マクラーレンだったフェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso)とルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)を1ポイント差に抑えての栄冠だった。

 なお、ライコネンの後釜は同じフィンランド出身のバルテリ・ボッタス(Valtteri Bottas)になると報じられており、そうなればメルセデスAMG(Mercedes AMG)は来季、ハミルトンのパートナーに期待の若手ジョージ・ラッセル(George Russell)を迎え入れることが可能となる。(c)AFP