【9月1日 AFP】イングランド・プレミアリーグのアーセナル(Arsenal)は31日、イタリア・セリエAのボローニャ(Bologna FC)から日本代表DF冨安健洋(Takehiro Tomiyasu)を獲得したと発表した。移籍金は1980万ポンド(約30億円)と報じられている。

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 アーセナルは冨安と「長期」契約を結んだとだけ明かしており、内容は1年の延長オプションが付いた4年契約だとみられている。

 22歳の冨安はCBと右SBでプレーでき、エクトル・ベジェリン(Hector Bellerin)がスペイン1部リーグのレアル・ベティス(Real Betis)にローン移籍したアーセナルに新たな選択肢を与えることになる。

 アーセナルのミケル・アルテタ(Mikel Arteta)監督は「健洋はセリエAと代表での経験が豊富な強靱(きょうじん)なDF」とコメントした。

「卓越した守備スキル、高い技術力、ボール保持時の落ち着きを兼ね備えた万能型のDF」

「チームの中で重要な一員になるだろう。代表での活動から戻り、健洋がチームに合流するのを楽しみにしている」

 開幕してからの3試合で無得点9失点のアーセナルは、3連敗で最下位に沈んでいる。

 クラブはスペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)に所属するDFエメルソン・ロイヤル(Emerson Royal)を最優先のターゲットとしていたが、同選手がライバルのトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)に移籍したため、冨安の獲得に動いたと報じられている。(c)AFP