【8月30日 AFP】スペイン1部リーグは29日、9月に行われるサッカーW杯カタール大会(2022 World Cup)南米予選の選手派遣に関して、スポーツ仲裁裁判所(CAS)への異議申し立てが認められなかったため、リーグ戦2試合を延期した。

 セビージャFC(Sevilla FC)対FCバルセロナ(FC Barcelona)戦とビジャレアル(Villarreal CF)対アラベス(Alaves)戦は、当初9月11日に予定されていた。しかし、不服申し立てが退けられたことを受けて、ラ・リーガ(La Liga)はこの2試合を後日開催とし、その週末に行われる残りの試合時間も変更することを決めた。

 南米では同2日から9日までに3試合のW杯予選が行われるという状況の中、リーグ側は、選手を代表チームに派遣すべきだという国際サッカー連盟(FIFA)の主張に異議を唱えていた。

 南米サッカー連盟(CONMEBOL)が試合を組めるようにするため、FIFAは一方的に9月の代表ウイーク期間を2日間延長したと、リーグ側は主張していた。

 これにより、普段スペインでプレーしている選手は同10日までにクラブに戻ることができないかもしれず、息つく暇もなく週末の試合に向けて準備しなければならない状態になっていた。(c)AFP