【8月29日 AFP】21-22スペイン1部リーグは28日、第3節の試合が行われ、レアル・マドリード(Real Madrid)はダニエル・カルバハル(Daniel Carvajal)の後半のゴールでレアル・ベティス(Real Betis)から1-0の勝利を収め、暫定でリーグ首位に立った。

 レアルはこれで開幕3試合で勝ち点7と好調なスタートを切り、さらにパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)に所属するキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)のこの夏の獲得に近づいていることもチームの追い風になっている。

 退任したジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)前監督に代わり、今季からレアルに復帰したカルロ・アンチェロッティ(Carlo Ancelotti)監督は「それ(エムバペの移籍の件)はクラブの問題で、クラブが取り組んでいる」と話した。

 レアルが提示した移籍金1億6000万ユーロ(約207億円)のオファーは、すでにPSGに拒否されている。その一方で、ここまでは構想内に戻ったギャレス・ベイル(Gareth Bale)やイスコ(Isco Alarcon)が印象を残し、監督の難しい判断が報われている。

 また、本拠地サンチャゴ・ベルナベウ(Santiago Bernabeu)がまだ改修中のチームは、9月11日の今季初ホームゲームまでアウェー連戦が続いたが、その中でセビージャFC(Sevilla FC)とバレンシア(Valencia CF)を得点数で上回ってトップに立っている。

 アンチェロッティ監督は「改善すべき部分は数多くあるが、バランスは良い」と話し、「今回はいつもとは違うプレシーズンを過ごし、遅れて合流した選手が何人もいた。非常に満足しているのは確かだが、改善は必要だ」と続けた。(c)AFP