【8月29日 AFP】21-22イングランド・プレミアリーグは28日、第3節の試合が行われ、リバプール(Liverpool FC)は10人のチェルシー(Chelsea)と1-1で引き分けた。一方でアーセナル(Arsenal)は0-5でマンチェスター・シティ(Manchester City)に大敗し、ミケル・アルテタ(Mikel Arteta)監督は「鏡を見つめ」なくてはならないと話している。

 チェルシーは22分、リース・ジェームズ(Reece James)のCKからカイ・ハヴァーツ(Kai Havertz)が山なりのヘディングシュートを決めて先制した。

 しかし、両チームが激しくぶつかり合う中で前半アディショナルタイム、ジョエル・マティプ(Joel Matip)のヘディングのこぼれ球に反応したサディオ・マネ(Sadio Mane)のシュートがジェームズの太ももと腕に当たると、主審はビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の助言を受けてモニターで確認した後、PKとジェームズの退場を言い渡した。

 チェルシー側は猛烈に抗議したが判定は変わらず、モハメド・サラー(Mohamed Salah)がこのPKを成功させた。怒りが収まらないチェルシーの選手はゴール後にも小競り合いを起こした。

 その後は両チーム共に得点が生まれず、優勝を争うであろうチーム同士の最初の大一番は1-1の引き分けに終わった。リバプールとチェルシーはどちらも3連勝は逃したが、開幕からの無敗を守っている。

 シティに0-5で大敗したアーセナルは、これで無得点の開幕3連敗で最下位と1954-55シーズン以来となる最悪のスタートを切り、アルテタ監督にかかる重圧がさらに増している。

 チームはDFラインを3バックに変更したが、流動的なシティの攻撃を止められず、一方でシティはリーグ連覇以上の結果を狙う力があることを見せつけた。

 シティはイルカイ・ギュンドアン(Ilkay Gundogan)の先制点で早々にゴールラッシュの口火を切ると、12分にはフェラン・トーレス(Ferran Torres)が早くもリードを広げる2点目を決めた。

 その後もグラニト・ジャカ(Granit Xhaka)が無駄なファウルで一発退場になった相手を尻目に、ガブリエウ・ジェズス(Gabriel Jesus)の得点で前半だけで3-0とすると、後半もロドリゴ(Rodrigo Hernandez Cascante)がゴールを決め、最後はトーレスがこの日2点目を決めて大勝劇を締めくくった。(c)AFP/Steven GRIFFITHS