【8月28日 AFP】米大リーグ機構(MLB)は27日、ロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)のトレバー・バウアー(Trevor Bauer)投手にかけられている女性への暴行容疑に関する警察の捜査が完了した中で、同選手の休職期間をもう1週間延長することを明らかにした。

 昨季のナ・リーグ、サイ・ヤング賞(Cy Young Award)に選出されたバウアーは、少なくとも来月3日まで戦列を離れることになった。

 休職期間延長は、パサデナ(Pasadena)市警察署が捜査を終えたと発表し、訴追を視野に案件を地元検察局に送致したことを受けたものとなっている。警察は「広範囲の捜査」をした上で、この件は検察の手に委ねられたと説明した。

 バウアーは暴行疑惑が明るみに出た7月に、MLBから最初の休職を命じられた。

 被害者とされる27歳の女性は、今年の4月から5月にかけて、バウアーと性行為をしていた際に、殴られたり意識を失うほど首を絞められたりしたと訴えている。

 バウアーは一連の暴力行為を否定しており、弁護士や代理人を通じて全ての行為は完全に同意の上だったと主張している。(c)AFP