【8月28日 AFP】東京五輪のテニス男子シングルスで金メダルを獲得したアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)は27日、元交際相手から訴えられているドメスティックバイオレンス(DV)疑惑をめぐり訴訟を計画していることを明らかにし、暴力行為について改めて否定した。

 30日に開幕する全米オープン(US Open Tennis Championships 2021)で第4シードにつけているズベレフは、昨年10月に元恋人のオルガ・シャリポワ(Olga Sharypova)さんから、心身の虐待を受けたと告発されたが、当時も疑惑を否定していた。

 この日、米オンラインマガジンのスレート(Slate)に掲載された記事で、シャリポワさんの申し立てのさらなる詳細が明らかにされると、ズベレフは自身のツイッター(Twitter)アカウントに、「この問題については、ドイツと米国の弁護士に相談している。情報源と虚偽の主張を掲載した筆者に対し、弁護士はすでに仮の差し止め命令を入手している」とのコメント文を投稿した。

 昨年の全米オープンで準優勝を果たしたズベレフは、「裁判所はわれわれの反論を把握しており、相手の主張と告発内容は中傷的で間違っている。従って記事の情報源と筆者に対し、こちらの弁護士はさらなる手続きに入っている」とし、「オルガを虐待したことについては、断固として明確に否定する」とつづった。(c)AFP