【8月27日 AFP】イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティ(Manchester City)は26日、DFベンジャミン・メンディ(Benjamin Mendy)がレイプおよび性的暴行の罪で起訴されたことを受け、同選手に出場停止処分を科した。

 英チェシャー警察(Cheshire Police)は発表文で「ベンジャミン・メンディ(27)は、4件のレイプおよび1件の性的暴行の罪で起訴された」と発表。16歳以上の3人が申し立てている告発に関連した起訴で、いずれも2020年10月から2021年8月にかけて起きた疑いがあると明かした。

 警察はまた、公正な裁判に何らかの先入観を与える可能性があるとして、この件に関する報道やコメント、またはオンラインでの情報共有を控えるように促した。

 一方、シティは捜査の結果を待つ間メンディに出場停止処分を科し、「この問題は法的手続きが行われているため、そのプロセスが完了するまでこれ以上はコメントできない」と述べた。

 フランス代表として2018年のW杯ロシア大会(2018 World Cup)で母国の優勝に貢献したメンディは、27日にチェスター治安判事裁判所(Chester Magistrates' Court)への出廷を前に、現在は再勾留されている。

 同選手は2017年にフランス・リーグ1のASモナコ(AS Monaco)から推定5200万ポンド(約75億円、当時)の移籍金でシティに加入。ここまでの4年間では公式戦75試合に出場し、3度のリーグ優勝を経験しているが、最近はけがや不調でプレー時間が限られている。(c)AFP