【8月26日 People’s Daily】「デジタルが未来を切り開き、サービスが発展を促進する」をテーマに、2021年中国国際サービス貿易交易会(服貿会)は9月2日から7日まで、北京国家会議センターと北京首鋼園区で開催される。新型コロナウイルスパンデミックの大きな背景の下、今回の服貿会の8つの特集の1つである「健康衛生サービス特集」が今年大いに注目を集めている。

 今回の服貿会の健康衛生サービス特集は「デジタルヘルス、イノベーション融合」をテーマとしており、展覧展示、専門フォーラムを通じ、「オンラインとオフラインの融合」の方式をとり、中国医療技術イノベーションの実力、医薬製品イノベーションの成果、医療サービスイノベーションの能力、健康サービス発展の質を世界にアピールする。感染拡大封じ込め対策が常態化した中、健康衛生事業の対外開放の新構図を開拓し、互恵・ウィンウィンの良好な局面をつくり出すことを目指す。

 この特集展は感染対策、医療サービス、科学技術イノベーション、伝統医薬、高齢者健康および国際医療の6大テーマに分かれ、革新的医薬品、ハイエンド医療機器、商業医療保険、医療健康サービスなどの分野をカバーし、漢方薬をテーマとして特別に設けている。特集展は科学防疫知識と健康生活理念を大衆に宣伝・普及させることで、大衆の健康素養の向上を支援する目的を達成する。

 展覧会は北京首鋼園区E5会場に位置し、総面積6600平方メートルで、すでに多くの医療機構、国内外の有名な医薬・医療機器メーカー、保険、高齢者福祉施設などが積極的に参加している。8月1日までに、52社の企業・機構が出展することが明らかになっており、うちフォーチュン・グローバル500とトップ企業が50%以上を占め、国際化率は34%に達している。

 今回の特集展の目玉は、遠隔診療、5G技術による医療手段、ロボット手術など、さまざまな先端医療技術の展示であり、映像展示、実演解説などによって紹介される。また、最新技術情報もその場で発表され、来場者は医療技術の日進月歩の発展を体感できる。

 特別展のふれあい科学普及エリアでは、実景ふれあい展示スペースが設置され、臨場感を重視し、参加者に醍醐味のある医学体験と没入型参加を実感してもらう。来場者は「猫医者」を通じ、マンガ形式の医療知識科学とソフトウエアのリアルタイムのインタラクションを体験できる。モバイルラボでは、音声紹介や映像展示で医学実験の神秘や楽しさを実感してもらう。権威ある専門医療従事者による解読とインタラクションの中、エイズ、小児アレルギー疾患、脳血管病、神経変性疾患などの病気の科学普及と予防について理解を深めることができる。また近距離でコロナ対策、各種の応急処置および糖尿病、心血管、関節炎、痛風などの各種の慢性病の予防・治療知識を学べる。それ以外に、ふれあい科学普及エリアは医療科学漫画読み物をお届けし、分かりやすい書きぶりで複雑な医療知識に対する来場者の理解を増進する。

 8月1日までに、2021年服貿会の全体募集完了率は93%で、フォーチュン・グローバル500と業界トップ企業の割合は48%、国際化率は28%に達している。108の域外国や地域から165の域外および中国駐在機関がオンラインとオフラインでの参加を確認し、中国と一帯一路(Belt and Road)協力協定に署名した81か国、サービス貿易上位30国や地域(ノルウェーを除く)の機関に及ぶという。(c)People’s Daily/AFPBB News