【8月26日 AFP】女子テニスのセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)が25日、ハムストリングのけがを理由に来週開幕する全米オープン(US Open Tennis Championships 2021)を欠場すると発表した。

 四大大会(グランドスラム)最多タイとなる24度目の優勝がまたしてもお預けとなった39歳のセレーナは、「慎重に考慮した結果、医師や医療チームの忠告に従って全米オープンを欠場し、ハムストリング断裂から体を完治させることに決めた」と自身のインスタグラム(Instagram)で明かした。

 全米オープンで6度のシングルス優勝を誇るセレーナは、アリアクサンドラ・サスノビッチ(Aliaksandra Sasnovich、ベラルーシ)と対戦したウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2021)1回戦の第1セットで負傷し、涙の棄権を強いられて以来、試合に出場していない。

 全米オープンに向けてコンディションを調整するため、前週のウェスタン&サザンオープン(Western & Southern Open 2021)も欠場したセレーナは、「近いうちに」復帰したいと話していたが、最終的にはけがからの回復が間に合わないという残念な結果となった。

 セレーナの発表からわずか数時間後、グランドスラム通算7勝を誇る姉のヴィーナス(Venus Williams、米国)も、脚のけがを理由に全米オープンを欠場すると明かした。

 41歳のヴィーナスはSNSに動画とメッセージを投稿し、2006年以来となる全米オープン欠場を残念に思うと述べた。2000年と2001年に全米を制したヴィーナスは復帰の時期については明言せず、「コートに戻るのが待ちきれない」とだけコメントした。(c)AFP