東京パラの競技始まる、初日から激しい金メダル争い
発信地:東京
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【8月25日 AFP】東京パラリンピックは25日から競技が始まり、自転車(トラック)と車いすフェンシング、競泳で金メダルが争われている。
大きなエネルギーと感動に包まれた24日の開会式を終え、競技初日となるこの日は合計24個の金メダルが争われる。他には、激しいぶつかり合いから「殺人ボール」の異名を持つ車いすラグビーなど、チームスポーツの試合も始まった。
金メダル第1号はオーストラリアのページ・グレコ(Paige Greco)で、自身の持つ世界記録を更新して自転車の女子3000メートル追い抜き(運動機能障害C1-C3)を制した。
自転車の女子3000メートル追い抜き(運動機能障害C5)予選でも、英国のサラ・ストーリー(Sarah Storey)が自身の世界記録を更新。その後の決勝も制し、パラリンピックの歴史をつくる挑戦を幸先よくスタートさせた。
ストーリーは今大会で3個の金メダルを獲得する可能性があり、実現すれば1976年から1988年にかけて16個の金メダルを獲得したマイク・ケニー(Mike Kenny)氏を上回り、英国史上最高のパラリンピック選手となる。
一方で、新型コロナウイルスの感染拡大が大会に重くのしかかる状況は続いており、主催者はこの日、選手村の選手2人を含む新たに16件の陽性が確認されたと発表した。これでパラリンピック関連の陽性は累計176件で、大半は日本の関係者や業務委託スタッフとなっている。(c)AFP/Sara HUSSEIN